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賃貸住宅をDIYで自分好みに 大阪府内12,000戸が対象「団地カスタマイズ」 1月28日から申込受付開始

2017年01月26日 11:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

壁も好きな色に塗り替えられる、DIY賃貸住宅「団地カスタマイズ」
自分好みの部屋に住みたい―。そう願っても賃貸物件では、壁紙の貼り替えはもちろんのこと、壁に釘穴ひとつを開ける際にも注意しなければならない。というのも賃貸の場合には、原状回復義務があるため、部屋を退去するときに元の状態に戻して返却しなければならないからだ。ところがこのたび、自分の好きなようにDIYで模様替えできる賃貸物件が登場した。大阪府内47団地・約12,000戸が対象のDIY賃貸住宅「団地カスタマイズ」だ。

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大阪府100%出資の公的団体・大阪府住宅供給公社が導入したDIY賃貸住宅「団地カスタマイズ」は、入居者が自由に模様替えできる賃貸住宅だ。DIY工事部分の原状回復義務は免除されるため、入居者は借りた部屋を自分の理想の部屋に近づけることができる。

たとえば、壁や天井を好きな色に替えたり、床を貼り替えることもできる。また、壁などに釘やビスを使って、棚を新しく設置したり、収納スペースの中にハンガーパイプを設置して、クローゼット仕様に変えてしまうことも可能だ。ほかにもキッチンで流し台に表面シート貼りつけたり、取手を取り替えたり、棚を新しく設置したり、トイレに手すりを設置したり、カーテンレールを取り替えることもできる。

自分にとって居心地良く、使い勝手の良い住居ならば、住みやすいのは言うまでもない。さらに自分であれこれ考えて自分の手で改修すれば、住まいに対する愛着も沸く。DIYのやり方が分からない人には、初心者向けのワークショップが2月に開催される予定だ。


対象住宅は大阪府堺市・大阪市・牧方市・寝屋川市・高槻市・岸和田市・吹田市などにある47団地の約12,000戸となっている。申し込み受付は1月28日より開始、現在、対象住戸に入居している既存入居者の申し込みも可能だ。詳細は「団地カスタマイズ特設サイト」(http://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/topics/Danchi_Customize/)にて確認を。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)