トップへ

ウールマーク賞メンズとウィメンズのグランプリを同時発表

2017年01月25日 21:54  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Gabriela Hearstと「COTTWEILER」のBen CottrellとMatthew Dainty Image by: ウールマーク
2016/17インターナショナル・ウールマーク・プライズのウィメンズ及びメンズウエアのグランプリが、パリのパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で発表された。ウィメンズ部門ではGabriela Hearst(米国代表)が、メンズ部門ではBen CottrellとMatthew Daintyが手がける「COTTWEILER」(イギリス諸国代表)がそれぞれ受賞した。

ウールマークのグランプリが決定の画像を拡大

 プライズでは60を超える国から約75組のデザイナーがエントリーし、各エリアから候補となるデザイナーを選出。今回初めてウィメンズとメンズの優勝者が同日に発表された。 ウルグアイ出身でNYを拠点に活動するGabriela Hearstは、流れるようなシルエットのトレンチコートやメリノウールのニットなどを披露し、革新的な技術とクラフトマンシップの高さが評価され、グランプリに選ばれた。「COTTWEILER」はスポーツテイストやテーラリング、ストリートウエアを融合させたスタイルを提案。ベースからアウターに至るまでメリノウールを使用し、メンズウエアの新たな可能性を見せた点が評価され栄冠に輝いた。グランプリを獲得した両者には、10万豪ドル(約860万円)のほか、メンターシップ支援や伊勢丹を含む世界の有力百貨店でコレクションを販売する権利が与えられる。審査員は、「Business of Fashion」の創立者兼CEOのイムラン・アメド(Imran Amed)のほか、ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)や「ランバン(LANVIN)」クリエーティブディレクターのブシュラ・ジャラール(Bouchra Jarrar)、日本からは三越伊勢丹 紳士・スポーツ統括部、紳士第三商品部 部長の鈴木健彦らが名を連ねた。