2016/2017年シーズンのFIM世界耐久選手権シリーズ(EWC)にフル参戦しているTSRホンダは、ヨーロッパ3連戦に挑むチームの体制変更を発表した。
今シーズンからEWCにフル参戦しているTSRホンダ。2016年の9月に行われた開幕戦ボルドール24時間耐久では渡辺一馬、ダミアン・カドリン、伊藤真一の3人で挑み、5位でフィニッシュ。上々の滑り出しを切った。
2017年の4月から6月に開催されるル・マン24時間、オッシャースレーベン8時間、スロバキアリング8時間のヨーロッパ3連戦では、新たに2名のライダーを起用。開幕戦を戦ったダミアン・カドリンを継続で起用し、アラン・テシェ、グレッグ・ブラックのふたりがチームに加入する。マシンは開幕戦でも使用したホンダCBR1000RR(TSR-EWC耐久仕様)で挑む。
アラン・テシェは、2016年にスペイン・CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto2クラスでランキング3位を獲得。グレッグ・ブラックは、2016年シーズン、スズキのマシンを駆りル・マン24時間で2位表彰台を獲得した経験をもつライダーだ。
そして、今シーズンからEWC最終戦となる鈴鹿8耐では、4回目の優勝を勝ち取るために2017年型ホンダCBR1000RRWを使用すると発表。ライダーに関しては「“ゼロ”から組み直す」という。
果たしてTSRホンダは鈴鹿で誰を起用するのか。今後の発表が楽しみだ。