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「嘆いても過去は変えられない」マルコ・アンドレッティ、“最悪のシーズン”から立ち直りを誓う

2017年01月25日 18:42  AUTOSPORT web

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マルコ・アンドレッティ
インディカー・シリーズに参戦するマルコ・アンドレッティは、2016年のインディ500で勝利を逃したことによる苛立ちが、残りのシーズンで精神的な悪影響を及ぼしたと明かした。

 アンドレッティ・オートスポートは16年のインディ500で高い戦闘力を発揮し、アレキサンダー・ロッシとカルロス・ムニョスがワン・ツーフィニッシュを飾った。だが、マルコはピットストップの際、違うフロントタイヤを装着するというチームのミスにより、13位でレースを終えていた。

 16年シーズン、シリーズランキング16位に終わったマルコは、インディ500で見舞われた不運がその後のシーズンに暗い影を落とし、本来の実力を発揮できなかったと明かす。

「僕は以前、自分の人間性の軸は確立されており、ブレることはないと話したけど、間違っていたみたいだ」と心情を吐露。

「インディ500で感じた苛立ちを最後まで引きずってしまい、残りのシーズンを棒に振ってしまった。レースを楽しむことができず、笑うこともほとんどなかった。そういう時はなにをやってもうまくいかないものだし、どうすることもできなかったんだ」

「僕にとってもっとも重要なことは、過去のことを考え『何をすればよかったのに、何ができたのに』と悩むのをやめることだった。嘆いても過去には戻れないからね」

 16年シーズンの苦い経験から学んだマルコは、17年シーズンで同じことを繰り返すことはないと誓った。

「メンタルを切り替え、自分を奮い立たせるために行動している。これまでも上手く行かないシーズンはあったけど、16年は最悪のシーズンだったと考えている」と述べる。

「僕はあらゆる問題に対し、全力を尽くそうとあまりにも躍起になりすぎていた。視野も狭くなっていたし、あらゆることに疑問を抱いていた。これって問題だよね」

「僕はただ思考をクリアにして、『どうすれば速く走れるか?』と考えるだけだ」

 マルコ・アンドレッティは、17年も引き続きアンドレッティ・オートスポートから参戦。佐藤琢磨らとともに戦う。