内田英治監督の新作映画『獣道』が、今夏に公開される。
昨年公開された渋川清彦の主演作『下衆の愛』で注目を集めた内田監督。『獣道』は、実話をもとに、宗教団体やネグレクト、少年犯罪、性産業などに翻弄される地方都市の若者たちを描いたブラックコメディーとなる。
自分の居場所を求めて宗教施設や風俗の世界に身を投じる少女・愛衣役を伊藤沙莉、愛衣に恋をする少年・亮太役を須賀健太が演じることがこれまで発表されていたほか、追加キャストとして吉村界人、アントニー(マテンロウ)、でんでん、矢部太郎、韓英恵、冨手麻妙、松本花奈、毎熊克也、篠原篤、広田レオナ、近藤芳正らの出演も発表された。撮影には地元の不良少年らも参加し、警察の監視のもとで行われたという。
同作の配給宣伝費を募るプロジェクトが、クラウドファンディングプラットフォームのMotion Galleryで実施中。支援のリターンには試写会やキャスト、スタッフとの打ち上げに参加できる権利、エンドロールへの名前の記載などが用意されている。
■アントニー(マテンロウ)のコメント
どうもアントニーです。よくある話しなんですがマネージャーから映画のオファーがありますと言われたとき確実に『ドッキリ』だと思いました!しかし、ご覧の通りドッキリではなく人生初の映画に挑戦させて頂きました!
台本を観たときはこの役を自分が演じるのか...しかも堅太役?監督俺のコト観たことあるのか...一回だけドラマに出たコトあるんですがその時の役が『六本木で怪しい薬を売る黒人ボブ』で出演は1分ぐらいだったので不安しかありませんでした!
ヤンキー経験のない僕が堅太を演じる楽しさや、キャスト全員が文字通り『獣道』を歩む台本の面白さに魅了されてしまいあっと言う間に終わってしまいました!
今僕も早く出来上がりを観たいって感想です!
この映画絶対心に響くものがあるので皆さん是非ご覧になって下さい!
■でんでんのコメント
ドラマとはいえ殺されるのはイヤだ。自分の葬式シーンを見るときは幽体離脱したような変な気持ちになる。しかし、獣道の喜田は違った。どうか誰か早くこいつを殺してくれと願いたくなるような奴だ。またそんな奴を演じたかった。この獣道を読んでて先の展開が読めなかった。
だから面白い!貴方はえーっと何度叫ぶだろうか。楽しみです。
■矢部太郎のコメント
内田監督から「パンチにして」と言われてパンチパーマをあてに行きました。床屋さんに「パンチパーマでお願いします」と、伝えると「まかせて!怖くしてあげるよ!」と言われ数時間後、鏡を見るとリーゼントのアイパーになっていました。「ありがとうございました」と一旦店を出ましたが、勇気を出して戻ると「間違えた!」と、なんとそれから撮影の日は毎朝コテで巻いてセットして頂けることになり、最高のパンチになりました。