風邪を引いて熱があるとき、何度以上なら休んでもいいのか悩んだことがある人も多いのではないだろうか。
23日に放送された「ネプリーグSP~林先生VS11人の最強インテリ芸能人!冬の陣~」では、「38度以上の熱で会社を休む人の割合」が45%と紹介された。38度以上の熱があっても過半数の人が会社を休まないという調査結果が物議を呼んでいる。
「熱出しても休ませてくれない会社に、まともな会社があるのかな?」
同番組で「38度以上の熱で会社を休む人の割合」がクイズとして出題された。出演していたネプチューンの堀内健さんは「35%」と解答。番組を見ていた筆者(編集部N)は、「こんなに割合が低いはずがない。ホリケンはタレントだから会社員とは感覚が違うのだろう」と思っていたものの、正解は堀内さんの解答から少し増えただけの「45%」。38度以上の熱が出ても、半分以上の人は会社を休まないのかと愕然とした。
また、このクイズの元になったと思われるアサヒグループホールディングスの調査では、39度以上にならないと体が辛いと感じない、仕事を休まないという強者も5%いたという。38度代後半にもなれば、もはや普通の風邪ではない可能性が高く、一刻も早く病院に行った方がいいような気もするが……
この解答に驚いた人は多かったらしく、「さすが社畜大国ニッポン」といった投稿が相次ぐことになった。
「熱出しても休ませてくれない会社に、まともな会社があるのかな?」
「休みたいけど休めない、でないの?」
「それでミスされたり他の奴に風邪を移される方が余程迷惑になるんだぞ…」
なかには、異常な高熱にもかかわらず、出社を強要されたという人も。
「ネプリーグで38度の熱で会社休む人が45%とあったが、俺は40度でも事務所に出てこいと言われて出勤やぞ(代わりがおらんだけだからしゃーない)」
約2割は39度にならないと休まないという衝撃の調査結果も
R25が、2014年に、20~30代の会社員を対象にどのくらいの熱で会社を休むのかアンケート調査を行ったところ、「39度未満なら休まない」が19.0%、「38.5度未満なら休まない」が10.6%、「38度未満なら休まない」が42.0%となった。これらを合わせると38度未満なら休まないという人は全体の71.6%にも上った。
38度も熱が出れば、頭痛や倦怠感もあるだろうし、いまの季節ならインフルエンザも疑われる。そこまで熱が上がる前に休んでもよいのではないか思うが、なかなか休めない人が多いらしい。
どうしてもその日出社しなければならない人や休むと結局後で大変になるという人もいるだろう。しかし周囲の人にうつしてしまったり、逆に体調不良が長引いてしまえば元も子もない。風邪を引いたら、早めに休むことができ、同僚にもサポートしてもらえるような職場が増えることを願うばかりだ。
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