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GAINERとaprの30号車が富士でテスト。精力的に走行を重ねる

2017年01月24日 16:32  AUTOSPORT web

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富士でテストしたGAINER TANAX GT-R
1月24日、富士スピードウェイでTRDによるテストがスタートしたが、この日はGT500クラスのレクサスLC500、GT300のレクサスRC F GT3に加え、3台のGT300車両が走行した。

 終日快晴に恵まれたものの、厳しい寒さに見舞われた24日の富士スピードウェイには、合計4台のGT300クラス車両が姿をみせた。ゼッケン51をつけるレクサスRC F GT3に加え、GAINERが10号車ニッサンGT-RニスモGT3、そして11号車メルセデスベンツAMG GT3を持ち込んだ。また、12月に開催されたセパン12時間の装いのまま富士スピードウェイに登場したのは、aprの30号車TOYOTA PRIUS apr GTだ。

 GAINERはすでに1月21日に2017年の体制を発表しており、10号車GT-Rは富田竜一郎のパートナーとして吉田広樹が加入。この日は大半が富田がドライブしたが、吉田もGT-Rのステアリングを握った。11号車は平中克幸が不在。ビヨン・ビルドハイムがひとりでドライブしている。

 一方、aprの30号車プリウスは、2016年と同様に永井宏明と佐々木孝太が交代でドライブした。現在31号車は「モディファイ中」とのことでテストには走行していないが、ピットには気になる姿も。

 今回のテストでは、中山雄一が51号車RC F GT3をドライブしており、移籍は確実な状況。そのため嵯峨宏紀のパートナーが誰なのかが注目だったが、嵯峨と一緒に30号車の走りを見守ったのは、昨年までODYSSEY SLSをドライブしていた久保凛太郎だった。こちらの動向も大いに気になるところだろう。

 この日の走行では、午前こそ10号車GT-Rにトラブルが出てしまい1時間ほど走れなかったものの、午後は4台ともトラブルフリーで走行。10号車GT-Rが1分37秒434をマークしベストタイム。51号車RC Fが37秒570、11号車AMG GT3が37秒649、30号車プリウスが37秒962というタイムとなった。1日のベストは午前にマークされた51号車の37秒104となっている。

 51号車RC F、そしてaprと、体制面は正式発表を待たなければいけないが、今季もGT300が接戦となるであろうことが予想できるテストとなった。