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LM Corsaの51号車はレクサスRC F GT3か。中山+BSで走行開始

2017年01月24日 14:02  AUTOSPORT web

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富士スピードウェイでシェイクダウンされた51号車レクサスRC F GT3。BSタイヤ、中山雄一という組み合わせでの走行となった。
1月24日、富士スピードウェイでTRDによるテストがスタートしたが、この日走行したGT500クラスの3台のレクサスLC500とともに、1月13日に東京オートサロン2017でワールドプレミアされたばかりのレクサスRC F GT3 MY17が走行した。

 レクサスRC F GT3は、グローバルのGTカーレース向けに開発された車両で、オートサロンで17年仕様が公開され、日本国内で今季は「2台が走行する」とされている車両だ。

 スーパーGTではすでに「LM Corsaが使用する」のは発表されているが、この日富士スピードウェイに運び込まれたのは、“2号車”と呼ばれている車両。ゼッケンは昨年までJMS LMcorsa 488 GT3がつけていた51番で、LM Corsaのなかでも60号車OTGではなく、INGING MOTORSPORTがオペレートした。

 午前10時からの走行では、さらに驚きが。RC F GT3が装着していたのはブリヂストンタイヤだ。そしてコクピットには、16年までTOYOTA PRIUS apr GTをドライブしていた中山雄一が乗り込んだ。また、ピットでは初代FIA-F4チャンピオンで、16年は全日本F3に参戦した坪井翔が走行を見守った。

 この日がシェイクダウンとなる51号車RC F GT3だが、走行開始こそ慎重な走りだったものの、少しずつペースを上げると最終的に1分37秒104というベストタイムをマーク。今回のテストでは他にも3台のGT300車両が走行しているが、GAINER TANAX AMG GT3をおさえGT300最速で初の走行を終えた。

 ライバル勢のなかではレクサスRC F GT3の走りを見て「ここからかなり速くなりそう」という声も聞かれた。正式な体制発表を待たなければならないが、今季のGT300クラスのなかでも注目の存在になるかもしれない。