マクラーレンは1月23日、3Dプリンター大手のストラタシスと4年間のパートナーシップを締結したと発表。同社は3Dプリント技術のオフィシャル・サプライヤーとしてマクラーレン・ホンダF1を支援する。
アメリカ・ミネソタ州に本拠を構えるストラタシスは、25年以上に渡り付加製造業界(3Dプリント業界)をけん引している大手メーカーのひとつ。
今回、このストラタシスとパートナーシップを結んだことで、マクラーレン・ホンダは同社が保有する最新の3Dプリンター設備や各種ツールなどの提供を受ける。
これにより、マクラーレンは各パーツの供給ペースや開発ペースを向上させられるとしている。
マクラーレンでレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは「日進月歩の世界であるモータースポーツにおいて、新たなコンポーネントを迅速に試作、評価できることは、非常に強力な武器となる」とストラタシスを歓迎する。
「ストラタシスと協力し、彼らの3Dプリント技術を駆使することで、(各コンポーネントの)生産能力を強化できるだけでなく、より大胆な挑戦も行える」
「モータースポーツは試作品を短時間で製造する技術(ラピッドプロトタイピング)や付加製造技術に依存しつつあり、試作したパーツを短時間で実戦投入する能力が求められる」
「ストラタシスとの提携が、うまく機能することを楽しみにしているよ」
また、ストラタシスCEOのイラン・レビンも「我々の3Dプリント技術によって、マクラーレンは高い生産能力と精度、そのほかさまざまな恩恵を手にすることになるだろう」とコメントしている。