アスガー・ファルハディ監督の映画『THE SALESMAN(英題)』が、『セールスマン』の邦題で6月から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。
『別離』『ある過去の行方』などの監督作を発表しているイランのアスガー・ファルハディ監督。アーサー・ミラーの戯曲『セールスマンの死』の舞台に出演中の夫婦を描いた作品となり、引っ越したばかりの自宅で妻が何者かに襲われたことをきっかけに、事件を表沙汰にしたがらない妻と犯人探しを始める夫の感情がすれ違っていく様が描かれる。
夫役を演じたシャハブ・ホセイニは同作で『第69回カンヌ国際映画祭』主演男優賞を受賞。ファルハディ監督は脚本も手掛けており、同祭で脚本賞を受賞している。また同作は日本時間の本日1月24日にノミネーションの発表が予定されている『第89回アカデミー賞』で外国語映画賞イラン代表に選出されている。