2度のMotoGPチャンピオンであるケーシー・ストーナーは、引退後もテスト走行を行うことでドゥカティに「ライバルに対するアドバンテージ」をもたらしていると、スポーツディレクターのパオロ・シアバッティは確信している。
ストーナーは、2012年のシーズンファイナルでMotoGPを引退。2013年からホンダでテストライダーを2年務めた後、2016年からドゥカティのテストライダー兼アンバサダーとして戻ってきた。
16年はドゥカティで4回のテスト走行を実施したストーナー。ワイルドカードとしてレースに参戦する噂もあったが、ストーナーはこれを断ったという。
2017年は、1月25日と26日にセパンで行われるプライベートテストに参加し、ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロとともに新型デスモセディチのテスト走行を行う。
シアバッティは、ドゥカティでタイトルを獲得したライダーであるストーナーを「一流のトップテスター」と表現し、彼の仕事が利益をもたらしていると語った。
「我々には並外れた独自の才能を持つケーシーがいて本当に幸運だ」とシアバッティ。
「これは大きなメリットだ。ライバルに対してのアドバンテージをさらに我々にもたらしてくれる」
「ライバルチームが同じような人材をもてるとは思わないね。我々には特権がある。幸運なことにケーシーのスキルを活用しようとしているんだ」
「彼は世界中のレーストラックのひとつひとつで、バイクをできる限り競争力のあるものに改善するために、多くの洞察を与えてくれるだろう」