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ブランパンGTアジアにエントリー続々。FFF、クリアウォーターが参戦へ

2017年01月23日 14:42  AUTOSPORT web

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マカオGTワールドカップに参戦したFFFレーシングのランボルギーニ・ウラカンGT3
2017年から新たにスタートするGT3/GT4カー中心のレース、ブランパンGTアジアシリーズに続々とエントリーが集まっている。すでに1月の段階で10台ほどのエントリーが集まった。

 ブランパンGTアジアは、ヨーロッパで大成功を収めているブランパンGTシリーズのアジア版。2017年からSROモータースポーツ・グループのオーガナイズにより、マレーシア、タイ、中国、そして日本では鈴鹿、富士の2戦と、全6戦が予定されている。シリーズは輸送のパッケージングや年間賞金総額30万ドルなど、魅力的な参戦条件を掲げている。

 すでに12月のセパン12時間の際に、SRO代表のステファン・ラテル自らがシリーズ概要を発表し、グループMレーシングが3台のメルセデスベンツAMG GT3を投入することを発表。また、台湾のハブオート・レーシングがポルシェ・ケイマンGT4で参戦することを明らかにしている。

 そんななか、年明けから続々と新たなエントリーが発表された。まず名乗りを上げたのは、アンドレア・カルダレッリが監督を務めるFFFレーシングチーム。スカドラ・コルセのサポートを受け、2台のランボルギーニ・ウラカンGT3を走らせる。

 さらに、これまでアジア各国でGTレースを戦っていたフェニックス・レーシング・アジアが2台のアウディR8 LMSを走らせることになった。フェニックス・レーシング・アジアは香港人ドライバーのマーチー・リーがドイツのフェニックス・レーシングとのコラボで設立したチームだ。

 また、長年アジアのトップチームとして活躍しており、17年シーズンはWEC世界耐久選手権への参戦も予定しているクリアウォーター・レーシングが、マクラーレン650S GT3とマクラーレン570S GT4を投入することが発表された。650S GT3には、リチャード・ウィーとマクラーレンワークスドライバーのロブ・ベルが乗り込むことになる。

 1月末の時点ですでに10台ほどのエントリーが確保されたブランパンGTアジア。今後もGTアジア等で戦っていたチームが新しいシリーズに流れていく気配は濃厚で、富士、鈴鹿では日本チームのスポット参戦も噂されている。