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ROC:ウェーレイン大クラッシュで孤軍奮闘のベッテルが国別対抗で優勝。個人戦ウイナーはモントーヤ

2017年01月23日 07:42  AUTOSPORT web

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2017年レース・オブ・チャンピオンズ ネイションズカップでベッテル(ドイツ)が優勝
さまざまなカテゴリーのトップドライバーが集結し、複数の車種で競い合う「レース・オブ・チャンピオンズ」がマイアミで開催され、個人戦、国別対抗戦がそれぞれ行われた。

 21、22日にアメリカでの初の大会として野球場マーリンズパークで開催された2017年のレース・オブ・チャンピオンズ。F1の新旧ドライバーであるセバスチャン・ベッテル、ジェンソン・バトン、フェリペ・マッサ、パスカル・ウェーレイン、デイビッド・クルサードをはじめ、エリオ・カストロネベス、ファン・パブロ・モントーヤ、トニー・カナーン、アレクサンダー・ロッシ、トム・クリステンセン、ペター・ソルベルグ、カート・ブッシュ、カイル・ブッシュなど、そうそうたるメンバーが集まった。

 今年は初日に個人戦ROCが行われ、モントーヤがクリステンセンとの決勝戦を制して優勝。前年のチャンピオンであるベッテルは序盤のグループAでの戦いで敗退した。この日はウェーレインがポラリス・スリングショットで走行中、大クラッシュを喫するというアクシデントが起きた。ウェーレインはバリアに接触した後に、対戦相手のマッサに追突、コントロールを失って横転しながら外側のバリアにクラッシュした。幸いウェーレインと同乗者含め、けが人はなかった。

 しかし翌日行われた国別対抗戦のネイションズカップで、ウェーレインは大事をとって出場を控えるようにとの医師の忠告があったため欠場。そのため、ドイツチームはベッテルひとりで戦うことになった。ベッテルは孤軍奮闘で勝ち進み、決勝戦で「USAチームNASCAR」のブッシュ兄弟を破って優勝を獲得した。