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ニューガーデン、「パジェノーとは違う」とペンスキー移籍初年度に自信

2017年01月22日 20:22  AUTOSPORT web

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名門ペンスキー加入のジョセフ・ニューガーデン。移籍初年度の活躍はいかに?
2017年から名門チーム・ペンスキーに移籍してインディカー・シリーズに参戦するジョセフ・ニューガーデン。彼は、チャンピオンを獲得したシモン・パジェノーのようにスランプには陥らないと自信をみなぎらせている。

 2012年にサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングでインディカーデビューを果たしたニューガーデン。徐々に頭角を現し、2015年に初優勝を挙げる。エド・カーペンター・レーシングで戦った2016年も1勝を挙げ、シリーズ4位と躍進した。

 2017年は、ファン・パブロ・モントーヤの代わりに名門チーム・ペンスキーのシートを獲得し、インディカーきってのビッグチームで初めてシーズンを過ごすこととなる。

 2016年にチャンピオンを獲得したパジェノーも2015年にペンスキーへ移籍したが、移籍初年度は成績が振るわずシリーズ11位と低迷した。しかし、2016年は序盤から見違える速さを披露しチャンピオン獲得に至った。

 ニューガーデンは、ビッグチームへの移籍に対してパジェノーのようにはならないと語る。

「シモンのケースは興味深いよ。振り返って見ても、彼の2015年は多くの点でひどいことにはなっていなかったからね。リザルトは彼らが望んでいたものではなく、チャンピオンシップでもトップ10外だった。しかし、スピードの面で見たら、彼は苦労してはいなかったよ」

「要素が欠けてはいなかった。だから移籍をしたからではないと思っているんだ。僕も問題にはならないと予期しているよ」

 パジェノーが移籍した際には、チーム・ペンスキーはフル参戦で4台体制を敷く初年度だったことも影響したとニューガーデンは考えている。

「別の人々をチームに加えることが難しかったとシモンは語っていた。たしかに、彼のエンジニアを務める(ベン)ブレッツマンが新たに加わりチームに連続性しないいくつかの要素があった」

「僕は、違うパターンさ。既存の2号車に加入するんだからね。彼らはしばらく一緒にしているし、チーム内でスタッフのシャッフルがあっても大きな問題にはならない。チームのオペレートをより学んで、僕のエンジニア(ブライアン・カンペ)と早く取り組むつもりだ」

「それがもっとも大きな違いになるよ。どのようになるのか予測するのは難しい。けれど、シーズンに向けてよいスタートが切れるポイントになると思っているんだ」とニューガーデンは期待を語る。

 2016年もシリーズを席巻したチーム・ペンスキー。チャンピオンのパジェノーを筆頭に、2014年の王者ウィル・パワー、無冠の帝王エリオ・カストロネベスと2016年のランキング上位3名を擁し、シリーズ4位のニューガーデンも加わる2017年シーズンもインディカーでもっとも脅威となるチームになることは間違いない。