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メルセデスF1、ウェーレインとオコンに続く3人目の育成ドライバーと契約

2017年01月21日 08:02  AUTOSPORT web

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ジョージ・ラッセル、メルセデスF1の育成ドライバーに
メルセデスF1チームは、パスカル・ウェーレインとエステバン・オコンに加え、2016年のヨーロピアンF3選手権でランキング3位を獲得したジョージ・ラッセルをジュニアプログラムのメンバーに起用したことを発表した。

 イギリス出身、18歳のラッセルは昨年のヨーロピアンF3選手権で2度の優勝、3度のポールポジションを獲得した。2014年にはマクラーレン・オートスポーツBRDCアワードを受賞している。

 ラッセルは、今年、メルセデスでの役割を果たす一方で、GP3にチャンピオンチームのARTグランプリから初参戦する。

 同じジュニアプログラムのメンバーであるオコンや、今年メルセデスのレースドライバーとなったバルテリ・ボッタスもF1に昇格する前にGP3に参戦し、ともにタイトルを獲得している。


「ジョージはジュニアカテゴリーで印象的なパフォーマンスを見せてきた。我々は以前から彼に注目してきた」とメルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは語った。

「まだキャリアの初期段階だが、彼には非常に高いポテンシャルを感じている」

「ジョージは次なるステップとしてGP3に挑戦する。将来に向けて資質を試される、いい機会になるだろう」

「エステバンによって、このシリーズがトレーニングという面でどれだけ効果的かを見てきた。言うまでもなく、バルテリをF1へと導いた選手権でもあるので、ジョージの成長を大きな関心を持ちながら見守るつもりだ」

 ラッセルはジュニアドライバーの役割の一環として、メルセデスのシミュレーター作業を担当する予定だ。

 F1チャンピオンであるメルセデスと契約を結んだ喜びを、ラッセルは次のように語った。

「これまでの数年のキャリアにおいて注ぎ込んできたすべての努力がこのように評価されたことを誇りに思っている」

「シミュレーターでチームとの仕事をスタートしたところだけど、僕が一緒に働いていくのはこの業界で最も優れた人々だということはすでに分かっている。彼らは、僕がドライバーとして、ひとりの人間として成長する手助けをしてくれるだろう」

「もちろん、僕が優先するのはこれから始まるGP3のシーズンできっちり仕事をすることだ。僕は完全にそれに集中している」

「だけど、このチャンスは大きなモチベーションにつながるし、チャレンジを楽しみにしているんだ。エキサイティングな年になるだろうね」

 今年、ウェーレインはザウバー、オコンはフォース・インディアのレースドライバーを務めるため、メルセデスは若手ドライバーテストでラッセルを走らせることになるかもしれない。