世界ラリー選手権(WRC)第1戦モンテカルロは19日、SS1~2が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位。ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手となっている。
ヌービルはオープニングのSS1でセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)を0.7秒引き離してトップタイムを記録。総合首位に躍り出た。
しかし、その後ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)が観客を巻き込む事故を起こしたため、SS1は全車がアタックする前にキャンセル。走行できなかったドライバーには、主催者側が“想定タイム”を加算する処置が取られることに。
続くSS2は25.49kmの構成。ヌービルはここでもトップタイムを記録して、オジエとのギャップを7.8秒まで広げることに成功している。
総合3番手には、WRC復帰初戦のヤリスWRCを操るハンニネンがつけた。ハンニネンはSS1がキャンセルされた影響で、当初より出走順が後退。これにより路面コンディションが安定した状況でアタックを行えたこともあり、SS2でステージ3位につけた。
総合4番手はクリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)、総合5~6番手にはオット・タナク、エルフィン・エバンスとMスポーツ勢が続いている。ハンニネンのチームメイト、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は首位と28.4秒差の総合9番手だった。
現地20日にはSS2~SS8の6SSが行われる。