電子書籍配信を行うエヌ・ティ・ティ・ソルマーレが提供する「コミックシーモア」は1月11日、「玉の輿の日に関するアンケート」の調査結果を発表した。
その結果、玉の輿の条件として挙げる年収は3000万円以上と答える人が最も多いことが分かった。
玉の輿にのっても「苦労しそう」という声も
調査は、1月20日の「玉の輿の日」にちなんで実施。コミックシーモア会員の10代以上の男女を対象に、2016年11月28日~12月5日の間にインターネット調査を行い、6492人から回答を得た。
「玉の輿に憧れますか?または玉の輿を狙っていますか?」という質問には、「憧れるが、狙ってはいない」(68.0%)が最も多く、「憧れてはいない」(22.4%)、「憧れるもしくは狙っている」(9.6%)が続いた。全体の約8割にあたる77.6%が、玉の輿に憧れを抱いてはいるが、実際に狙っている人は少数という結果だ。
「憧れる」と回答した人に「努力していることがあれば教えてください」と質問したところ、「美容に気を遣う」(23.6%)、「出会いの場に行く」(11.6%)がという人はいたものの、「特に何もしていない」(50.4%)と半数以上が憧れるだけで、行動をしていない。
反対に玉の輿を狙っていない人に理由を聞くと、「普通の家庭が築ければいいから」(53.7%)という回答が最も多かった。「苦労しそうだから」(21.7%)という回答もあるが、理想は理想として、最終的には現実的な行動に落ち着くようだ。
男性がイメージする玉の輿相手1位は「こち亀」の麗子
「玉の輿と聞いてイメージする年収はいくらですか」という質問に対しては、「3000万円以上~」(37.4%)が最も多かった。次に「2000万円以上~」(19.3%)、「1000万円以上~」(17.6%)が続いた。中には、「年収は関係ない(家柄等が重要)」(10.2%)という回答もあった。2015年民間給与実態調査では、年収2500万円超は全体の0.2%という現状を見ると、3000万円超えの人を探してさらに結婚までいきつくのは大変そうだ。
また「玉の輿にのれたとしたら、やりたいことを教えてください」という質問には、「今ほしいものを大人買い」(25.0%)、「仕事をやめる」(24.3%)、「世界一周旅行」(20.6%)という回答が見られた。
回答には年代差が見られる。20代では「仕事をやめる」が30.4%と最多だったが、40代の25.0%、50代の29.0%が「家事をすべてお手伝いさんにお任せする」と回答しており、ほかの世代に比べて高くなっている。世代ごとの苦労が垣間見える結果となっている。
玉の輿でイメージする職業は何だろうか。回答には、「医者」(65.4%)、「経営者」(59.3%)、「弁護士」(33.3%)などが挙がっている。いかにも高年収でお金を持っていそうな職業が上位を占めている。
ちなみに「マンガに登場する玉の輿にのりたいお金持ちキャラクター」についての質問には、女性の1位は「道明寺司」(花より男子)、2位は「花沢類」(花より男子)、3位が「深見宏斗」(コーヒー&バニラ)が挙がっている。一方男性の1位は「秋本・カトリーヌ・麗子」(こちら葛飾区亀有公園前派出所)、2位は「白鳥麗子」(白鳥麗子でございます!)、3位は「リアル・グレモリー」(ハイスクールD&D)だった。