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“伝説のデザイナー”がジネッタLMP1に加入「空力開発の自由度の高さが決め手だった」

2017年01月19日 14:31  AUTOSPORT web

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ジネッタが公開したLMP1カーのイラスト
イギリス出身の伝説的デザイナーであるエイドリアン・レイナードは、LMP1における空力開発の自由度の高さゆえ、ジネッタの2018年FIA世界耐久選手権(WEC)参戦計画に加わることを決めたいう。

 2017年1月初め、レイナードはジネッタが開発する新型LMP1マシンの空力開発を率いることを、オートリサーチセンターを通じて発表した。 

 65歳のレイナードは、LMP1がイノベーションの余地をまだ残している数少ないカテゴリーのひとつだと説明した。

「デザインの観点で言えば、LMP1はモータースポーツ界で自由な仕事ができる最後の砦のひとつだ」とレイナード。

「イノベーションのための十分な余地が残されている点が気に入った。たとえ私がボクスホール・ロータスとのワンメイクフォーミュラカー(1988年に導入)で評価を得ているとしてもね」

「我々が実力以上のことを成し遂げられるかもしれないと思うと、わくわくするよ」

 LMP1のプライベータークラスで2017年から段階的に実施される新ルールでは、空力規則に自由が設けられる。これには独立チームのマシンをワークスチームのLMP1-Hに近づける狙いがある。

 通称LMP1-Lと呼ばれるクラスに導入される新しい規則では、2017年に、より効率的なリヤウイングとより大きなカナードの装着が許されている。その一方で、2018年にはドラッグリダクションシステム(DRS)の導入が計画されている。

 ジネッタは新規、既存のチームと連携し、WECとル・マン24時間耐久レースの両方にプライベーターとして参戦する取り組みを進めていく計画だ。