昨年末でF1レギュラードライバーの座から退いたジェンソン・バトンが、新たな活動を始動した。ラリークロスへの参戦を検討するなかで、セブリングでホンダ・シビック・クーペのラリークロスカーをテストした。
18日、バトンはスウェーデンのオルスバーグMSEチームで初めてシビック・スーパーカーのテストを行った。
「彼はマシンを気に入っていた。とてもうまくやっていたね」とOMSEのオーナー、アンドレアス・エリクソンが語った。OMSEは昨年、北米で行われるグローバル・ラリークロスにホンダ・シビック・クーペで参戦した。
「ジェンソンは楽しんでいたよ。自分に何ができるか、どれだけ速く走れるかといったことを、彼は確かめたかった。それで我々はその答えを得るための手助けをしたのだ」
「我々はホンダと緊密に働いているため、彼がうちのチームでテストをするのは自然なことだった」
バトンが今シーズン、同チームから参戦する可能性について聞かれ、エリクソンは「まだ何の準備もしていないし、何も始まっていない。ひとつひとつ物事を進めていく」と答えた。
バトンの父ジョンが1970年代終盤にラリークロスに参戦していた関係で、バトンはF1引退後にはラリークロスに出場したいと述べている。今年はマクラーレン・ホンダF1チームのリザーブドライバー兼アンバサダーを務めるが、他の活動の選択肢としてラリークロスを挙げていた。
バトンはInstagramにテストの写真と動画をアップし、チームに対して感謝の言葉を添えている。