インディカーは、長年パートナーシップを継続しているファイアストンとシリーズの公式タイヤサプライヤー契約を数年延長することを発表した。
ファイアストンは、1911年の第1回インディアナポリス500マイルレースの覇者レイ・ハルーンがドライブしたマーモンのマシンに装着。それ以来、数々のインディ500ウイナーを誕生させている。1988年にブリヂストンの子会社となり、1995年からインディカーに供給を再開。2000年からはシリーズ唯一のサプライヤーとなっている。
17日にインディカーは、ブリヂストン・アメリカン・タイヤ・オペレーションズ合同会社との間で契約を交わし、複数年のパートナーシップ延長を発表した。
「ファイアストンはインディカーの組織の一部であり、ベライゾン・インディカー・シリーズの性能や革新性、安全性を進化させることへの取り組みは注目すべきことだ。ファイアストンブランドは、100年以上に渡って我々のスポーツの一部であり、レーストラック内外でインディカーの成長に欠かせないパートナーであり続けている」とインディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライはコメント。
2016年の第100回インディ500で勝利したアレクサンダー・ロッシは、ファイアストンにとって67回目の勝利だった。2000年以来、唯一のタイヤサプライヤーであるファイアストンは、信頼性の高いプラットフォームをチームに供給し続けている。
ブリヂストン・アメリカのモータースポーツディレクターを務めるリサ・ボッグスは、「1世紀以上にわたり、ファイアストンブランドは、タイヤの信頼性を示す理想的なすてーじとしてレースを活用してきた」
「このパートナーシップは、ベライゾン・インディカー・シリーズが供給するユニークで多面的なプラットフォームを通じ、ファンとの交流を可能にするもので、我々のマーケティングの取り組みには欠かせないものであり、実績のあるレーシングレガシーで構築していくことを楽しみにしている」とコメント。
インディカーとチームとの話し合いを続け、今シーズンはプラクティスでの走行量を増やすためオーバルでのタイヤ配分を増加。さらにロード/ストリート戦では金曜日のプラクティス走行で、レッドタイヤ(ソフトタイヤ)が1セット追加することとなった。
2017年のインディカー・シリーズは3月12日にセント・ピーターズバーグで開催。ファイアストンは、シリーズの活性化に向けてアメリカ全国で広告キャンペーンを展開していく予定だ。