昨シーズン、ル・マン24時間耐久レースに参戦した澤圭太が、今季のFIA世界耐久選手権(WEC)のLMGTEアマクラスへフル参戦する。
昨年、アジアン・ル・マン(AsLMS)のチャンピオンとしてル・マンへ参戦した澤。今季もクリアウォーター・レーシングの一員としてAsLMSのタイトル防衛に挑んでいる。
そんな澤が4月16日に開幕する2017年のWECにフル参戦することとなった。チームはAsLMSでも所属するクリアウォーターで、マシンはフェラーリ488 GTEとなる見込み。
澤は「チームオーナーのモク-ウェン・サン氏が、自身の引退レースとして選んだWECに、自分のような日本の超一級ではないドライバーを指名してくれたのは本当に光栄なこと」とコメントしている。
「2017年もル・マン24時間に再度挑戦することを目標に掲げて活動をしてきましたが、チームに引っ張られる形でもっと大きな挑戦に向けて準備が始まります」
「4輪レース(参戦)20年目の節目となる2017年も、全身全霊で皆様に何かを感じてもらえる走り、レースを続けていく所存です」
なお、澤はチームオーナーのモク-ウェン・サン、昨年AFコルセの55号車フェラーリ456イタリアをドライブしたマット・グリフィンとともに参戦する見込み。また、チームはAFコルセからの支援も受ける予定だ。