フェラーリF1チームは、ミック・シューマッハーが望めば彼を若手ドライバーアカデミーに"レッドカーペットを敷いて歓迎する"と述べ、彼の進歩に感心していることを認めた。
7度のF1世界チャンピオンに輝いたミハエルを父に持つミックは、F4に2シーズン参戦したのち、今シーズンはプレマからヨーロピアンF3選手権に参戦する。
メルセデスはすでにミックと育成ドライバー契約を結ぼうとする動きを見せていることが伝えられているが、フェラーリもまた同社のドライバーアカデミー(FDA)に彼を迎えることを熱望している。
FDAのマネージャーであるマッシモ・リボラは、ガゼッタ・デロ・スポルト紙のインタビューに対し「言うまでもなく我々は彼に関心を持っている」と述べた。
「今年はミックと密に過ごせる機会がありそうだ。彼はFDAのドライバーの周冠宇とプレマでチームメイトになるからね。ミックが将来何を選ぶかは私には分からない。でも彼がFDAに入りたいと希望するのなら、レッドカーペットを敷いて歓迎するよ」と獲得の意志を表明。
リボラは、ミックに感心したのはコースでの実績だけではないという。
「ミックはとても礼儀正しいし、利己的なところがまったくないんだ」
「彼の両親を尊敬するよ。彼の両親は素晴らしい育て方をしたんだろうね」と賞賛した。
「彼はとても若いのに、メディアからの大きなプレッシャーに対処しなければならない。でも彼はとてもうまくやっている」
リボラはまた、フェラーリのサードライバーになったアントニオ・ジョビナッツィを惜しみなく称賛した。彼は2016年にGP2で印象的なデビューを飾り、5度の優勝を獲得。ピエール・ガスリーに次いで2位でフィニッシュしたのだ。
「彼は非常に強力なドライバーだ」とリボラは語った。私は満足だ。彼はこのチャンスに値するドライバーだよ」と賞賛。
「彼は偉大な才能の持ち主だし、彼の姿勢には感心する。アントニオが23歳なのは承知しているが、私はF1のドアが18歳のドライバーにしか開いていないのは間違っていると思う」
「すべてのドライバーにはその人なりの物語があり、それこそF1が見るべきものだ」