ニッサン・オーストラリアは、2月3~5日にオーストラリアのマウントパノラマ・モーターレーシング・サーキットで開催される『リキモリ・バサースト12時間』に2台のニッサンGT-RニスモGT3をエントリーすると発表した。
バサースト12時間は、オーストラリアを代表するスポーツカー耐久レースで、近年はSROによるインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として、地元オーストラリアGTのエントラントだけでなく、アジアやヨーロッパからGT3レースの強豪チームが多数参戦している。
今季はベントレー・モータースポーツやメルセデス陣営のHTPモータースポーツ、さらにポルシェのワークスドライバーが多数送り込まれるウォーキンショー・レーシングなど、多くのワークス格のエントリーが集まっている。
そんなバサースト12時間に、ニッサンは2台のニッサンGT-RニスモGT3をエントリーした。2015年にはファイナルラップの劇的な大逆転勝利を飾ったGT-Rだが、今季は“オールスターラインナップ”として6人のドライバーを揃えている。
エースナンバーの23号車を駆るのは、16年にスーパーGT500クラスと全日本F3で活躍した千代勝正と、GT-Rで豊富な経験を誇るアレックス・バンコム、そしてオーストラリア・スーパーカーで活躍するマイケル・カルーソの3人だ。
15年の劇的勝利の立役者となった千代は、豪州ニッサンのホームページ上で「コース上での活躍と、コース外での立ち振る舞いにより、近年バサーストで最も人気があるドライバーのひとり」と紹介された。
「オーストラリアの仲間であるチーム・ケリーとチームRJNとともにバサースト12時間をまた戦えることを、すごく楽しみにしています。強力なチームメイトはまるでドリームチームですね」と千代。
「2015年はドラマチックな幕切れの後に勝利を飾ることができましたが、連覇を狙った16年はマクラーレンに敗れてしまいました。今年の目標はシンプルです。GT-Rのためにトロフィーを持ち帰ることです」
一方、24号車にはフロリアン・シュトラウス、トッド・ケリーというふたりに加え、2016年にスーパーGT300クラスと全日本F3で戦ったヤン・マーデンボローがエントリーした。マーデンボローにとっては初めてのバサースト挑戦だ。
「まず、ニッサン・オーストラリアとニスモによってバサースト12時間のメンバーに選ばれて光栄に思うよ」とマーデンボロー。
「バサースト12時間はテレビでも見ていたし、グランツーリスモで走っているからね。参戦するのがすごく嬉しいんだ。グランツーリスモでもセクター2はとんでもない場所だから、実際の初めての周回、そして予選が楽しみだよ!」