電子機器開発事業を展開するワコムは1月16日、20代から40代の363人の社会人を対象に「時間」に関する調査結果を発表した。
その結果、約9割の87.3%が「時間が足りない(もっと欲しい)と思うことがある」と回答していることがわかった。
8割が「時間が無くて後回しにすることがある」と回答
実に多くの社会人が時間に追われているようだ。「時間ができたらしたいこと」の結果を見ると、78.2%が「睡眠」と回答。疲れすぎだろう。「趣味」(62.8%)、「運動」(28.1%)が続いている。
「時間がなくて、ついつい後回しにしてしまうことがありますか?」という質問に「はい」と回答した人は77.7%に上った。
では、何が時間を奪っているのだろうか。「時間が足りない主な理由」を見ると、「仕事量」(73.5%)が1位だった。2位に「時間の使い方」(38.5%)、3位に「家事」(36.3%)が続いている。
ほかには、「SNSを見てしまう」という回答もあった。ただですら仕事で時間がない中で、ついついスマホなどでSNSをチェックしてしまうことが「時間がない」と思わせているようだ。
会議など自分でコントールできないことに時間を奪われる
社会人の多くが「時間がない」理由として「仕事量」を挙げていたわけだが、具体的にはどのような業務に時間を使っているのだろうか。
「もっと時間が短縮できたらいいと思うこと」を見ると、1位が「資料・企画書作り」(63.5%)と過半数を超えた。資料はやろうと思えばいくらでも丁寧に作ることができるため、終わりがない。ダラダラと時間をかけてしまうのは問題だ。
2位には「社内会議」(37.3%)、3位には「他社との打ち合わせ」(19.7%)が続く。自分ではコントロールが難しい業務に時間をとられている人が多いことがわかる。