ここまでのモデルライフで数多くの限定車をリリースしてきた『フィアット500』に、昨年末から魅力的な2台の限定車が登場している。
これまでカタログモデルとして販売されてきた875cc2気筒直噴ターボのツインエアに、5速MTを組み合わせた『フィアット 500S』と、チェック柄シート生地に500初の米国「Beats」製プレミアムサウンドシステムを搭載した『Fiat 500 Scacco(スカッコ)』が、それぞれ150台、200台の限定で12月上旬より発売中だ。
2016年1月に、日本導入以降初めてのマイナーチェンジを受けた『フィアット500』だが、そのMTスポーツモデルとして登場した『500S』は、ツインエア特有のビート感をMTで操る爽快感が魅力の個性派モデルとなっている。
今回の限定車では、マイナー後のエクステリアに合わせて、イグニッション・オンと同時に点灯するLEDデイタイムランニングライト(DRL)を追加。テールライトや前後バンパー形状も後期モデルに準じるデザインとされている。
またインテリアでも、5インチのタッチスクリーンを備えた操作系に、USB給電口やハンズフリーのコントロール機能を備えたステアリング、ラバーサポートを備えたセンターコンソールのカップホルダーなど、快適さと機能性をより高めた装備がそろった。
そしてもう一方の限定車『Fiat 500 Scacco(スカッコ)』は、通常は設定していない「1.2 Lounge(ラウンジ)」をベースに、人気カラーのボサノバホワイトとコーラルレッドをボディカラーに設定。
シートには限定車専用のチェック柄シートを採用し(「スカッコ」はイタリア語で「チェック柄」の意味)、こちらも限定車専用の15インチアルミホイールを装着するなど、高級感のある設定としている。
さらにもうひとつの特徴的装備が、フィアット500として初めて米国の人気オーディオブランド「ビーツ・エレクトロニクス」の「BeatsAudioプレミアムサウンドシステム」を装備した点。もちろん、フィアット500のために音場設計を施した専用システムとなり、高品質な音響空間が広がる魅力的な1台となっている。
2気筒ツインエアMTの『500S』は、ボサノバホワイトが80台、グルーブメタルグレーが60台、ブルーイタリーが10台の計150台。1.2リッターの4気筒NAにロボタイズドMTのデュアロジックを組み合わせる『500 Scacco(スカッコ)』は、各色100台の計200台となり、それぞれ234万3600円、235万4400円となっている。
「500S」公式サイト:http://www.fiat-auto.co.jp/limited/500s/
「Scacco(スカッコ)」公式サイト:http://www.fiat-auto.co.jp/limited/scacco/