アメリカのスポーツカーメーカーであるパノスは、2017年のピレリ・ワールドチャレンジのGTSクラスに参戦すると発表した。『チーム・パノス・レーシング』として参戦し、2台のパノス・アヴェッツァーノをエントリーする。
1989年にドン・パノスが設立したパノスは、1990年代から2000年代にかけてスポーツカーレースで活躍。フロントエンジンのプロトタイプカーであるパノスLMP-1ロードスターや、GTカーのパノス・エスペラントGTR-1など、モータースポーツ界でも活躍してきた。
そんなパノスだが、2009年頃まで活躍したエスペラントGT2以降、スポーツカーレースでの活躍はなかったが、2017年に向けてアメリカで開催されているピレリ・ワールドチャレンジに2台のパノス・アヴェッツァーノが参戦することになった。
『チーム・パノス・レーシング』が2台を送り込むのは、ポルシェ・ケイマン等GT4カーがひしめくGTSクラス。ドライバーとしては、過去にパノスのレーシングカーをドライブした経験をもつイアン・ジェームスが最初のドライバーとしてアナウンスされた。
「ここ数年、パノスがモータースポーツから遠ざかってきたが、こうして復帰をアナウンスすることができてとても嬉しい。特に私の友人であるドン・パノスと彼のチームにとってね」と語るのは、チームを率いるトム・ミルナー。
「エキサイティングなピレリ・ワールドチャレンジに参戦するのは楽しみだよ。とくにGTSクラスはいま大いに将来性があるし、パノス・アヴェッツァーノはそのなかでも競争力を発揮できると思う」