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ダカール:表彰台独占のプジョーが喜び。ペテランセル「最後までフェアに戦えた」

2017年01月16日 18:11  AUTOSPORT web

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2017年のダカールラリーはプジョーの表彰台独占で幕を下ろした
1月14日に全行程を終了した2017年のダカールラリーで四輪部門の表彰台を独占したプジョーのステファン・ペテランセル、セバスチャン・ローブ、シリル・デプレが、その喜びを語った。

 2016年大会に投入した2008DKRでダカール制覇を成し遂げたプジョーは、17年大会に向け、マシンを改良。エンジン性能向上やドライバビリティの向上、サスペンションジオメトリー、ダンパーにも手を加えた3008DKRを計4台投入した。

 このなかで、カルロス・サインツがドライブした1台は、競技前半で大クラッシュを演じ、リタイアを余儀なくされたものの、残る3台は快走。ライバルがトラブルに苦しめられたこともあり、大会中盤以降はトップ3を独占する走りで圧倒した。

 最終的に5分以上の大差をつけて通算13度目の栄光を手にしたペテランセルは「チームメイトの強豪3人だけでなく、ほかのチームのドライバーとも厳しい戦いだったが、最後までフェアに戦えた」と大会を振り返る。

「なかでも僅差だったセバスチャン(・ローブ)との争いは、高い緊張感のなかで楽しくドライビングができたと思う。彼は非常に速く、また上位を争う経験が豊富だから、一筋縄ではいかなかったけれどね」

「最高の結果だし、素晴らしいマシンに恵まれて、本当に嬉しいよ」

 また、ダカール挑戦2年目にして2位表彰台を獲得したローブは「チームにとっては、これ以上ないほどのリザルトだ。我々もスタートからフィニッシュまでしっかり首位争いに加わることができた」とコメントしている。

「序盤で小さなエンジントラブルに見舞われた後は、つねに攻めの姿勢で取り組んだ。終盤のパンクは残念だったけど、2位で終えることができ、いいイベントになったと思うよ」

 四輪部門転向後、初のダカール表彰台となったデプレは「自分のキャリアの新しい幕開けのような感じ」と喜びを語ったほか、チーム代表のブルーノ・ファミンは「3台がポディウムに上がったことは素晴らしい結果であり、プジョーと、プジョー・スポールのスタッフ全員が誇りに思っていい結果だ」とチームを祝福した。