最近では、恋人同士の"ワリカン"はもはや当たり前の風潮だが、"彼氏の方が多く稼いでいるのにワリカン"ということにモヤモヤしている女性も一定数いる。
先日の発言小町に投稿したその女性(34歳)は、付き合って半年の彼氏(33歳)がいる。付き合う前の初デートの食事は彼氏が払ってくれたものの、それ以後は毎回ワリカン。女性が奢ってもらって当然という考えではないが、一流企業のサラリーマンで自分より収入が高い彼氏であることから、「彼はただのケチなのか?」と度々感じてしまうのだという。(文:みゆくらけん)
ワリカン問題は「女性の知性レベルを計るいい目安にはなる」
2人とも1万円しか持ち合わせていない時にも、「いいよ、ここは俺が払う」ではなく「いいよ、その代わり今度多めに払ってもらうから」と会計した彼氏。投稿者は
「毎回きっちり割り勘なのは私にお金をかけたくないから?と思ってしまいます。お金云々、金額云々ではなく、大事にされている実感がなく寂しい気持ちにいつもなる」
と訴えている。
今更ワリカンの愚痴ですか、と言いたくなる投稿ではあるが、ポイントはやはり「彼氏の方が稼いでいるのに」というところだろう。この投稿には350以上のレスが付き、男性からの反論も殺到。「ワリカン、つまり『自分の分は自分で払う』なんて大人なら当たり前の事であって、友達だろうが彼女だろうがそんなもの関係ない」と言い切る男性はこうも豪語する。
「『奢らないのが悪い、ケチ』なんて言われる筋合いは1ミリもないし、むしろ言ってくる女が馬鹿なだけとしか思わない。その女性の知性レベルを計るいい目安にはなる」
「猫でも気に入ったメスにはオスがセミとか取ってきてプレゼントしてる」という声も
また別の男性は、彼女より稼ぎが多いことは関係ないことだとし、
「収入に応じた負担をしないと不平等だとかの意見があるようですが、別に他人にご馳走するために稼いでいるわけではない」
と伝えている。「収入が多いのは自身の努力や節約の結果なのに、『あなたはお金があるでしょ?』と過度の負担を強いられるのは努力等が正当に評価されず、かえって不平等・不公正だと思う」とも。
またある男性は、「男性には男性の奢るべきではない理由が存在する」と主張。その理由とは、男性がデート代を全額負担などすれば、女性は調子に乗って、よりリッチな生活をするために多数の男性と関係を持ちかねないから、というもの。
これは女性から反論されそうだが、「バブル期には本命の他にアッシー、メッシー、ミツグ君などやりたい放題でしたでしょう」と説得力を加える。他にも
「あなたの思想は女が奢ってもらって当然という思想そのもの。現代男性が避けたい女性の典型」 「先行き不安定な時代に、どんな立派な会社に勤めてる男だって、デート代にそんなに金はかけられない。パナソニックだって大量解雇、シャープだってつぶれる時代なんだから」「そんなに男に負担かけたら、男はますます男女交際や結婚から遠ざかるよ」
などなど、多数の抗議が。ちなみに、ワリカンしない派の男性からの意見もチラホラとあったが、
「全額奢り派ですが、それは単にせこい男、器が狭いと陰であれこれ言われたくないためだけで、他には何の意味もありません。悪口をセーブさせるための口止め料みたいなもの」という声が意外にも目立っていた。
うーん!確かに抗議したくなる男性らの気持ちもわかる。そもそも奢ってあげられるほどの余裕がないのが実情なのだろうし。
でも、それでも、わかっていても、「たまにはカッコつけてほしいんだよ!」が女性の本音。「だって猫でも気に入ったメスにはオスがセミとか取ってきてプレゼントしてるもの…」とレスした女性に「そうだよね」と思う。しかし女性の中には
「奢ってもらっては女がすたる。男女共同参画社会を達成した今、奢ってもらっては女性の地位が失われます。何があっても割り勘を続けてください!」
と田嶋陽子かと見まがうばかりのレスを書き込む人もいた。