片山真理の個展『帰途』が1月21日から群馬・高崎の群馬県立美術館で開催される。
1987年に埼玉で生まれ、群馬で育った美術家の片山真理。先天性の四肢疾患により9歳で両足を切断して以後、義足で生活しており、手縫いの作品や装飾を施した義足を装着したセルフポートレート、自身の身体をかたどった立体作品などを制作している。また歌手やモデルとしての活動や、講演、執筆も行なう。
片山にとって約11年ぶりの同館での展示となる『帰途』。『瀬戸内国際芸術祭2016』の参加企画として香川・直島で開催された個展『bystander』で発表した立体作品を発展させた作品や、片山が幼少期から慣れ親しんだという利根川、渡良瀬川の川岸、自動車が行き交う国道脇などで撮影したセルフポートレートを発表する。
会期中には片山によるトークイベントを開催。詳細は群馬県立近代美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。