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親孝行、父親と娘で“気持ち”にズレ 父が望む1位は「会いに来て欲しい」

2017年01月15日 17:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

父親にとって、娘が会いに来てくれることが“親孝行”
親孝行したいと常日頃から思っているけれど、実際に何をしたらいいのか分からないという人はいないだろうか。一方で、豪華な食事など大掛かりなもので親孝行しなければと気負ってしまう人もいるだろう。このたび実施された調査で「父親が期待する親孝行」と「娘が考える親孝行」には“差”があることが分かった。親孝行として「元気な姿を見せてくれること」を願う父親も多いようだ。

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この調査は、全国の娘(20~30代の女性)と父親(40~50代の娘がいる男性)それぞれ250名を対象に、2016年12月19日から21日まで株式会社クラシファイドがインターネットにより実施したもの。

まず、娘には「親孝行したいのか」、父親には「親孝行されたいのか」を質問した。その結果、実に76%もの娘が「親孝行したい」と考えていることが分かった。一方、「親孝行されたい」と回答した父親は60%程度にとどまった。また、親孝行を「したいが、難しいと思う」と回答した娘が10%、「してもらいたいが、難しいと思う」と回答した父親も6.4%いた。


そして「日常的な親孝行」と「大掛かりな親孝行」について聞いたところ、「大掛かりな親孝行」の方が喜ばれると考えている娘が3割弱いる一方で、「大掛かりな親孝行」を望んでいる父はわずかに8%という考え方のズレが明らかになった。さらに親孝行の内容について娘に尋ねると、「美味しいものをごちそうしてあげたい」が最多で29.6%、それに対して父親は「会いに来て欲しい」が33.6%で最多だった。それを裏付けるかのように「実際に嬉しかった親孝行」についても「会いに来てもらった」が35.2%とトップだった。


合わせて、父親に最も印象に残っている親孝行を聞いたところ、「元気で生きていてくれること」「今まで大病もなく元気に育ってくれたこと」「生まれて来てくれたこと」など娘の存在そのものが親孝行だという回答や、「孫が生まれたばかりの時に抱かせてもらったこと」「孫の顔を見た」など孫に関するものが挙げられた。さらに「風邪をこじらせたとき、介抱してくれた」「白血病で入院中に見舞いに来てくれたこと」と父親自身の体調不良時に見せた優しさに感謝するものや、「子供の頃感謝の気持ちをよく手紙にしてくれた」「白髪を毛抜きで抜いてもらったこと」などささやかな心遣いを親孝行とする回答もあった。


ところで、ある一組の父親と娘を描いた動画『ふたりの月夜』()が公開中だ。結婚式前夜に実家に帰宅し、父親とともに過ごす娘。今回の調査で分かった「父親が期待するような親孝行」が見てとれる。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)