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オンデマンド型マイクロバスサービス「Bridj」が官民連携型マイクロ交通サービスに着手

2017年01月15日 15:31  Techable

Techable

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ニューヨークとシカゴで展開されている「Via」やバルセロナの「Shotl」など、データ解析をもとに乗客をグループ化して配車する乗り合いサービスが、近年、欧米の都市部で広がってきた。

米ボストンで2014年に創設された「Bridj」もまた、独自の機械学習アルゴリズムを活用したオンデマンド型マイクロバスサービスを運営するスタートアップ企業だ。
・データ解析を活用したオンデマンド型マイクロバスサービス
「Bridj」では、乗客がスマホアプリから出発地と目的地、出発時刻を入力して予約すると、出発地から徒歩10分圏内の乗車スポットを指定。

指定されたスポットで車両の迎えを待ち、目的地周辺の降車スポットで降りる仕組みとなっている。

利用料金は2ドル(約230円)から6ドル(約690円)と、タクシーの利用料金と比べて割安なのが特徴だ。
・官民連携型マイクロ交通サービスに着手
「Bridj」は、ミズーリ州カンザスシティ地域交通局(KCATA)、米自動車メーカーのフォード・モーターとともに、官民連携型マイクロ交通サービスの実証プロジェクト「Ride KC: Bridj」に参画していることでも注目されている。

2016年3月から実施されているこのプロジェクトでは、「Bridj」のテクノロジーを活用し、平日の通勤時間帯にオンデマンド型マイクロバスサービスをカンザスシティで展開。

フォード・モーターがミニバス「フォード・トランジット」を供給し、バスの運転はKCATAの運転手が担当している。

「Ride KC: Bridj」のような官民連携の動きは、オンデマンド型マイクロバスサービスが、電車・バスなどの公共交通機関とタクシーとの間を埋めるモビリティとして期待されている証ともいえよう。

Bridj