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まばたきや視線の動きで操作するALS患者支援アプリ「JINS MEME BRIDGE」、いよいよ公開へ

2017年01月14日 15:01  Techable

Techable

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2015年に発売され、話題となったウェアラブル眼鏡JINS MEME。独自開発の3点式眼電位センサーによって、ユーザーの心身状態を補足。アプリと組み合わせることで、生活を向上させるという画期的なデバイスだ。

製品の開発元であるジェイアイエヌは、そこで培った技術を生かし、ALS(筋萎縮性側索硬化症)支援のためのプロジェクトFOLLOW YOUR VISIONを、技術面からサポート。その取り組みの一環として、まばたきや視線移動でデバイス操作を可能にするAndroid向けアプリ「JINS MEME BRIDGE」を発表した。
・目の動きだけでデバイスの操作を可能に
アプリは、JINS MEMEとの組み合わせで、センサーから取得した視線移動情報を、入力コマンドに変換する。パソコンはもちろん、電子椅子、電動楽器といった電子デバイスも、目の動きだけでコントロールすることができる。

ホームページでは、一般社団法人WITH ALS代表理事で自身も患者である武藤 将胤さんが、DJに挑戦する姿を紹介。体の自由を失っても、夢の実現が可能であることをアピールしている。

気になるプロジェクトの活動だが、まずJINS MEME BRIDGE Platform を活用したハッカソンを、2月から東京・大阪・福岡の3都市で開催。優秀作品は、3月にテキサス州・オースティンで開催されるSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)に出展される予定だ。
・アプリ公開は2月上旬
アプリでは、オープンイノベーション型の開発スキームを採用。JINS MEME BRIDGE Platform として、アプリケーションのソースコードを公開し、世界中のデベロッパーによる自由な開発を推奨するという。

「JINS MEME BRIDGE」アプリは、2月上旬Google Play にて公開予定。難病に苦しむ人々の、夢の実現に期待したい。

JINS MEME BRIDGE/FOLLOW YOUR VISION