FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦するマノーは、2018年よりマニュファクチャラーとしてLMP1への参入を表明したジネッタとパートナーシップを結び、LMP1へ参戦する計画を明かした。
仮にマノーがジネッタ製LMP1シャシーを採用すれば、同社のシャシーを使う最初のチームとなる。また、マノーはワークス体制のサポートを得るとみられている。
チームのスポーツディレクターであるグレアム・ロードンは「LMP1の情勢を考慮すると、2018年はプライベーターとして同クラスへ参戦するのに最適なタイミングだと確信している」と語った。
「我々はジネッタと何度か話し合いを持っており、LMP1プログラムでは我々が自前のマシンで(F1を戦い)培った強みを活かせると考えている」
ロードンはLMP1に参戦する計画は、「LMP1ビジネスモデルがうまくいくこと」が重要だとも述べている。
「こういったことは、つねに資金に左右される。しかし、今我々が動き出さなければ、この先状況が変わることはないだろう」
なお、LMP1へ参戦した場合も、マノーはLMP2での活動も継続するとロードン。
「LMP1プロジェクトは追加であり、“代替”とは捉えていない」
「今もLMP2には関与しているし、現在もっとも優先順位が高いのもLMP2だ」
ロードンは、マノーが2017年のWECにオレカ製LMP2を導入するとコメント。既存の05シャシーを最新の仕様にアップグレードする予定であることを明かしている。マノーは2台体制でシリーズエントリーする見込みだ。
なお、WECの年間エントリーリストは2月2日に発表される。