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スーパーGT500クラス復帰のホンダ小林「一からマシンを学んでいきたい」

2017年01月14日 09:21  AUTOSPORT web

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すでにスーパーGT500クラスの体制を明らかにしているNAKAJIMA RACINGとTEAM無限に続くかたちで、今シーズンの参戦体制が発表された3チーム(ARTA、KEIHIN REAL RACING、チーム国光)の監督とドライバーが今シーズンへの意気込みを語った。

鈴木亜久里監督(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
 2017年は経験を重ねてきた野尻智紀と、GT300クラスで結果を残してきた小林崇志という新たな体制で、チーム一丸となって戦います。

 ARTAとして20周年を迎える節目の年でもあるので、チャンピオンを争えるシーズンにしたいです。

野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
 今年もARTA、そしてホンダのドライバーとしてスタートできたことをうれしく、同時に身が引き締まる想いです。

 新型マシンはまだまだ改善点が多いものの、開発は確実に前進しており、ダウンフォース削減の影響を感じさせないレベルまで来ていると思います。

 今年はARTA創設から20周年という記念すべき年なので、優勝して強いARTAを復活させることが目標です。

小林崇志(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
 GT500クラスでの参戦は2012年以来となりますが、当時とはレギュレーションもスピードも違います。

 気持ち的にはルーキーだと思って、一からしっかりとマシンを学んでいきたいです。

 テストでは慣れが必要だと感じましたが、乗りこなせる手応えは得ています。今年は優勝を目指します。


金石勝智監督(KEIHIN REAL RACING)
 2017年も昨年と同じコンビで戦えることをうれしく思っています。

 現在、両ドライバーとともに懸命に開発を進め、マシンの戦闘力を向上できているので、今シーズンには大きな期待を抱いています。

 ライバルメーカーも開発を進めていると思いますが、オフのテストではそれ以上の成果を残し、良い形で開幕戦を迎えたいと思っています。

塚越広大(KEIHIN REAL RACING)
 2017年もKEIHIN REAL RACINGからスーパーGTに参戦でき、うれしく思います。

 今年から新型車両になりますが、昨年のマシンの良いところを残しつつ、ドライバーが攻めやすい素直な動きのマシンに仕上げられるようにチームと一緒に開発しています。

 まだ開幕戦までは時間があるので、さらに戦力が上がるよう、努力を重ねていきます。

小暮卓史(KEIHIN REAL RACING)
 すでにいくつかのサーキットでテストを行い、ポテンシャルと開発の方向性を確認しました。

 セッティングの調整によってはさらなる戦力向上が可能だと考えています。

 現在、エンジン、シャシー、タイヤの各開発スタッフが作業を進めてくれているところなので、今シーズンは期待しています。

 今年はホンダを表彰台の一番上に持っていけるよう、自身としてもベストを尽くします。

高橋国光監督(TEAM KUNIMITSU)
 昨年はチームとして全力を尽くしましたが、結果に繋がらず不完全燃焼となる悔しいシーズンでした。

 2017年は、チームが活躍している姿をスポンサーの皆さま、ファンの皆さまにお見せし、結果でお返しできるようにチーム一丸となって戦うのみです。

山本尚貴選手(TEAM KUNIMITSU)
 初めてNSX-GTのステアリングを握ってからこれまでテストを重ねてきましたが、その度に進化を感じています。

 現在のスーパーGTでは、車体だけではなく、エンジン、タイヤ、ドライバーなどの要素が高次元で融合することが求められ、勝利のためにはすべての要素のレベルアップが必要不可欠です。

 今年はメンテナンス体制に変化があり新たな挑戦となりますが、すべての力を集約し、タイトル獲得に向けて全力を尽くします。

伊沢拓也選手(TEAM KUNIMITSU)
 2017年もチーム国光からGT500クラスに参戦できることをうれしく思います。

 マシンが新しくなり、メンテナンス体制も変わる今シーズンですが、長い間コンビを組んでいる山本選手と戦えるのは心強く、マシン開発に専念できます。

 今シーズンに懸ける想いは非常に強く、マシン、ドライビングともに上限なく進化させて開幕戦を迎えたいと思います。