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世界初の試み。女性レーサーのみで競う『競争女子選手権KYOJO CUP』誕生

2017年01月14日 09:11  AUTOSPORT web

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東京オートサロン2017で行われた発表会に登壇した関谷正徳氏(左)と小山美姫(中央)、池島実紅(右)
富士スピードウェイは13日、千葉県・幕張メッセで開催されている東京オートサロン2017のなかで、女性レーサーが競う新たなモータースポーツカテゴリー『競争女子選手権 KYOJO CUP』を5月から開催すると発表した。

 KYOJO CUPは、スーパーGTの強豪、LEXUS TEAM TOM’Sのチーム監督を務めながら、13年にジェントルマンドライバーとプロドライバーが1台のマシンを共有して週末のレースを戦うインタープロトシリーズを設立するなど、プロ・アマレースを通じてモータースポーツの発展に尽力する関谷正徳氏が新たに設立、プロデュースするカテゴリーだ。

 設立の経緯について、関谷氏は「これまで我々の世界(モータースポーツ界)は女性にとって”不親切”な状況だったと思う」と語った。

「今、元気のある女性陣の力を借りることで、モータースポーツをもっと盛り上げられると考えました」

 富士スピードウェイは、女性ドライバーにレースへの門戸を拡げ、才能あるドライバーのを発掘するというKYOJO CUPに賛同。シリーズ全3戦をインタープロトシリーズと同時開催する。

 参戦車両は、ウエストレーシングカーズが開発したワンメイクマシン『VITA-01』。このマシンは最低重量がF1マシンと同等クラスの600kg以上に設定され、高い運動性能を発揮しながら安全性も確保しているという。

 レースフォーマットはインタープロトシリーズ同様オーナードライバーとマシンをシェアする形を採り、大会1日目にオーナー(男女問わず)による『オーナーズ・レース』、大会2日目に女性ドライバーによる『KYOJO CUP』が行われる。

 現時点で具体的なエントリー台数などは明かされていないものの、昨年FIA-F4選手権を戦った池島実紅、同じくFIA-F4に参戦したほか、動画『史上最強、試乗女子』に出演した小山美姫の2名が参戦することが明かされた。

 また、KYOJO CUPではシリーズや参戦ドライバーをバックアップするためのクラウドファンディングも実施。現在クラウドファンディングサイトMakuake(http://www.makuake.com/project/kyojo-cup/)で募集がスタートしている。

 注目の開幕戦は、インタープロトシリーズ開幕戦/第2戦が行われる5月13日~14日となる。

■競争女子選手権 KYOJO CUP 2017年開催スケジュール
第1戦 5月13~14日 富士スピードウェイ
第2戦 9月16~17日 富士スピードウェイ
第3戦 10月28~29日 富士スピードウェイ