マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンは、新たにリバティ・メディアがF1のオーナーになることで、F1は今よりもファンの求めるものを重視し、その実現に努めるようになると考えている。
リバティ・メディアはF1の経営権を握るための手続きを進めており、来週FIAが世界モータースポーツ評議会会合でこの件について討議することで、手続き完了に一歩近づく。
ブラウンは、F1はファンに近づく必要があり、リバティの関与がその助けになると考えている。
「我々がやる必要のあることのひとつは、ファンをマシンに近づけることだ」と彼はイギリスのモータースポーツイベント、オートスポーツ・インターナショナルで語った。
「私は多くの時間をリバティと過ごしたが、彼らは『ファンは何を求めているか?』ということを元に動こうとしていると思う」
「F1は少々『我々は何を求めているか?』という考えに傾いている」
「イベントに足を運んでくれるのはファンの皆さんだということを、我々は理解する必要がある」
ブラウンは、ファンの意向を重視することで、F1は正しい方向に進むと考えている。
「何億人もの人々を獲得し、我々が愛するスポーツを彼らに提供し続ければ、このスポーツ自体、スポンサー、チケット、レース開催を望む政府といったものをうまく扱っていく方向にすべてが動きだすだろう」と彼が語ったとNBC Sportsが伝えている。
「ファンのことを重視する必要がある。リバティはそれをしてくれるはずだ」