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マクラーレン・ホンダF1、新車を内輪でお披露目。「ファンが見たら興奮するはず」

2017年01月14日 06:41  AUTOSPORT web

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2016年アブダビGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンが、新世代のF1マシンは、より“攻撃的”な外見になるとして、チームの2017年型マシンをファンが見たら興奮するだろうと語った。

 今年の大幅な規則変更で2017年型マシンはさらに速度が向上する。マシンにはワイドなタイヤが装着され、空力面が著しく強化される。

「マシンが速くなるので、レースがより面白く、僅差の戦いになることを私は期待している」と、12日の朝にイギリスのモータースポーツイベント「オートスポーツ・インターナショナル」でオープニングのテープカットを行ったブラウンは述べた。

「規則が大きく変わると、予想よりもいい結果がもたらされる者もいれば、逆に予想より悪い結果がもたらされる者もいるだろう」

「マシンは非常に速くなり、大型で幅広のウイングが装着されることで、見た目も良く、さらに攻撃的に見えるようになる」


 すでにいくつかのチームが新車の公開日を発表している。現在のところ、一番手はルノーで、2月21日のお披露目を予定している。各車が揃うプレシーズンテストがスタートするのは2月27日だ。

 ブラウンは、マクラーレンはまだ新車発表日を決定していないと語ったが、マクラーレンテクノロジーセンターのスタッフたちはすでに2017年型マシンを一目見る機会を与えられたそうだ。

「マシンの公開日については現在調整中だ」と彼は語った。「スペインでのテストの直前になるだろう。つまり2月の下旬だ」

「マクラーレンのスタッフたちにはすでに見せてある。我々は自分たちの未来に非常に興奮しているよ」

「マシンのカラーリングを決めたばかりだ。仕上がったマシンを見たら、技術面にもビジュアル面にもファンは興奮すると思う」


 マクラーレンは、ホンダが復帰した2015年には厳しいシーズンを過ごし、コンストラクターズ9位という期待はずれの結果に終わった。

 しかし2016年シーズンを通してホンダは信頼性とパフォーマンスの両方において向上、シャシーの改善もあり、中団の上位で戦うことができ、ランキングを6位に上げた。

 ブラウンは今シーズンも同様のステップを踏むことを狙っている。

「全員が一丸となって働き、ハードにプッシュしている」と彼は語った。

「2015年はチームにとってかなり苦しい年だった」

「2016年は良い一歩が踏み出せたが、まだマクラーレンがいるべき位置にはいない」

「2015年から2016年にかけての進歩を、2016年から2017年にかけても繰り返すことができれば、我々は正しい方向に向かうことができると考えている」