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TCR、FIA-GT4マシンが日本襲来。スーパー耐久に新クラス追加

2017年01月13日 21:51  AUTOSPORT web

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2017年のスーパー耐久にTCR規定、GT4車両で争う新クラスが追加された
スーパー耐久シリーズは13日、2016年シリーズの年間表彰式を開催。このなかで2017年から新たにTCR規定車両で争われる『ST-Rクラス』、FIA-GT4車両で争われる『ST-Zクラス』を新設すると発表した。

 TCRは、“新たなツーリングカーピラミッドの構築”を目指し、かつてWTCC世界ツーリングカー選手権を率いていたマルチェロ・ロッティを中心としたメンバーが作ったカテゴリー。スポーツカーにおけるGT3を参考に独自の性能調整が施された車両で争われ、安価なコストも含め世界中で人気を博している。

 GT4は近年GT3カテゴリーが高速化し、ジェントルマンドライバーにとってのハードルが高くなっている状況から注目を集めているカテゴリーだ。

 これら勢力を増しつつある車両を使ったクラスを追加することについて、スーパー耐久の桑山晴美事務局長は「スーパー耐久には海外の名だたる耐久レースと肩を並べたいという想いがある」と理由を説明した。

 また、年間表彰式には、いち早くTCR規定のアウディRS3を国内導入したアウディジャパンの関係者も登場。「スーパーGTと同様に、サーキットで予備パーツの供給など手厚いサポートを行っていく予定」と語った。

 なお、これまでのST-X/ST-1~5クラスも継続されるため、今季のスーパー耐久は最大8クラスで争われることとなる。