スバル/STIは13日、千葉県・幕張メッセで開幕した東京オートサロン2017のなかで2017年シーズンのモータースポーツ活動体制を発表。今季は北米を中心に人気を博すグローバル・ラリークロス(GRC)への技術支援を強化すると明かした。
ラリークロス競技はサーキットレース、オフロードレース、ラリーの要素をあわせ持つカテゴリー。北米中心に行われているGRCは、欧州を中心に開催される世界ラリークロス選手権(WorldRX)とともに、近年人気を集めている。
このGRCにはスバルのほか、フォード、フォルクスワーゲン、ホンダがワークス体制で参戦中。これまで同シリーズにはSUBARUラリーチームUSA(SRTUSA)が参戦しており、今年はスバル/STIとしての技術支援を強化していく。
すでにSTIの野村章プロジェクトシニアマネージャーのもと、参戦車両であるスバルWRX STI GRCスーパーカーのエンジン出力改善、耐久性・信頼性の向上、ローンチコントロールの改善などに着手しているという。
ドライバーにはGRCで長年活躍するパトリック・サンデルに加え、今年は新たに世界ラリー選手権(WRC)でスバルのワークスドライバーを務めていたクリス・アトキンソンが名を連ねた。