ホンダが東京オートサロン2017のプレスカンファレンスで、新型シビックのプロトタイプモデルを国内初公開。タイプRを含めたハッチバック、セダンの3モデルは今年の夏に発売を予定していることを明らかにした。
ご存じのように、シビックは2016年に北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、世界で累計2400万台を販売しているホンダの旗艦車種のひとつ。今回発表されたシビックは10代目にあたり、新設計のプラットフォームを採用するなど、スポーティーかつ上質な走行性能を実現させるなど、すべての領域で先代から大きな進化を遂げているという。
この新型シビックの中でも特に気になるのがタイプR。先代FK2型のハッチバックは2015年にニュルブルクリンクで7分50秒63の量産車のFFとしての最速タイムをマーク。その後継となる2017年型はセダンとなり、昨年9月に開催されたパリモーターショーでプロトタイプが世界初公開されていた。
2017年型のシビックタイプRは、精悍で洗練されたフロントデザインにマフラーはセンター3本出し、20インチとも言われる大口径アルミホイールの採用など、フルモデルチェンジされており、そのプロトタイプには大きな期待が寄せられていたが、ついに東京オートサロン2017の会場で国内初披露されることになった。
また、モータースポーツではWTCCにFK2型のホンダ シビック WTCCに参戦しており、今年の参戦マシンは果たしてこの新型になるのか気になるところ。ドライバーも道上龍のワークス参戦がウワサされているが、そこは今後の発表を見守りたい。
新型シビックはセダンは埼玉製作所での生産を予定しており、ハッチバック、タイプRはホンダUKでの生産を予定。2015年に販売されたFK2型シビックタイプRは750台の国内生産台数に対し、10倍とも言われるほどの予約注文が入る人気車種となった。新型シビックタイプRの国内販売には、台数限定ではなく正規としての販売を臨む声が多く聞こえている。今年の夏には果たしてどのような形で販売されるのだろうか。