F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2017年F1第3戦バーレーンGPと第4戦ロシアGPに持ち込むタイヤコンパウンドを発表した。
4月14~16日に開催されるバーレーンにはホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフトという、昨年と同じ種類が導入される。決勝用にキープしなければならないのはミディアム1セットとソフト1セットで、このうち少なくとも1セットは決勝で使用しなければならない。予選Q3用にキープする必要があるのはスーパーソフト1セットだ。
4月28~30日のロシアGPには、昨年より一段階ソフト寄りにシフトし、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフト、パープル・ウルトラソフトの3種類が選ばれた。ソチでウルトラソフトが使われるのはこれが初めてとなる。決勝用義務タイヤとしてはソフト1セットとスーパーソフト1セット、予選Q3用タイヤにはウルトラソフトが、それぞれ指定された。
1ドライバーあたり13セットが用意され、義務タイヤとして指定された3セットを除く10セットに関してはドライバーがそれぞれ自由にコンパウンドの組み合わせを選ぶことができる。
しかし2017年にはよりワイドな新しいタイヤが導入されるため、最初の5戦については全ドライバーに13セットすべて同じ組み合わせで支給されることがレギュレーションに定められている。
その内訳は、指定された3つのコンパウンドの中で最も軟らかいものを7セット、中間のコンパウンドを4セット、最も硬いコンパウンドを2セットであることも明らかになっている。