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ディーン・フジオカが結婚詐欺師役、『あさが来た』西谷真一監督と再タッグ

2017年01月12日 10:11  CINRA.NET

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ディーン・フジオカ

井上荒野の小説『結婚』が実写映画化され、初夏に公開される。

2008年に『切羽へ』で『直木三十五賞』を受賞した井上荒野。『結婚』は結婚詐欺を題材にした作品で、結婚詐欺師の男と騙される女たちの姿を描いている。

映画版で主人公の結婚詐欺師・古海健児を演じるのはディーン・フジオカ。古海は数々の偽名を名乗り、大人の色気で女たちを翻弄していくキャラクターだ。また古海の相棒・千石るり子役にNHKの連続テレビ小説『まれ』に出演した柊子がキャスティングされている。メガホンを取るのはフジオカが出演した連続テレビ小説『あさが来た』の演出を手掛けた西谷真一。

■ディーン・フジオカのコメント
・『結婚』への主演が決まった時の気持ち
今まで自分が演じたことのなかった役、演じることを考えたこともなかった役なので、正直今は少し不安ですが、説得力のある結婚詐欺師を演じれるよう頑張りたいと思います。

・結婚詐欺師である古海健児役を演じる意気込み
彼の刹那な生き様を、時に我が儘に、時に詩的に演じれるよう頑張ります。

・西谷真一監督とのタッグについて
ご一緒させていただいて今回で3回目になります。
いつも刺激的な西谷監督の現場に戻れるのが今からもう楽しみです。
この「結婚」という作品が、西谷真一監督作品の史上最高傑作になるよう、微力ながら全身全霊をかけてお手伝いさせていただきたいと思っています。

・ファンへメッセージ
結婚詐欺師という世の中的にはよろしくない人物が主人公の作品ですが、その視点だからこそ見えて来る『愛の物語』をお楽しみに!

■柊子のコメント
・『結婚』への出演が決まった時の気持ち
この度、千石るり子役を演じさせて頂くことになりました、柊子と申します。映画『結婚』への出演のお話を聞いた時、言葉では言い尽くせないほど、胸が熱くなりました。台本を手にした時、その一冊の重さは自分の想像以上でした。嬉しい気持ちや、不安な気持ち、色々なドキドキが詰まっています。私の演じる、るり子という女性が抱く古海への愛の形はただひたすらに強く、そして切ないものだと思います。

・ディーン・フジオカとの初共演について
ディーン・フジオカさんに初めてお会いした時、優しくてあたたかい瞳に吸い込まれそうになりました。
これから始まる撮影期間、ディーン・フジオカさんの瞳をまっすぐ見つめて臨みます。

■西谷真一監督のコメント
『あさが来た』でディーン・フジオカさんと最初にお会いした時、年齢や性別を超えた特別な「色気」を強く感じました。それは私がウォン・カーウァイの映画『花様年華』のトニー・レオンを劇場で観た時の感動と似たような心のざわめきでした。
以降、『喧騒の街、静かな海』では五代友厚とは真逆な現代の等身大の青年を演じてもらいましたが、今回は、私が最初にディーンさんに感じた「大人の男が持つ優しさと色気、そして凄み」を引き出し、皆さんが見たことのない、新たなディーン・フジオカの魅力を描いていきたいと思っています。
井上荒野さんの原作「結婚」は、男と女の孤独と哀しみに裏打ちされた愛を描いた小説です。この原作との出会いが、ディーン・フジオカという稀有な俳優を今こそスクリーンで輝かせたいと思うきっかけとなりました。また、この作品で重要な出演者の一人、るり子役には柊子さんを起用しました。とても未知数の可能性を持った女優さんなので、ディーンさんとのセッションが今から楽しみです。どうか、一人でも多くのお客様に見ていただけることを祈っております。