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リカルド「メルセデスのシートは魅力的だが、僕はレッドブルでタイトルを獲る」

2017年01月12日 08:31  AUTOSPORT web

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2016年最終戦でのリカルド
ダニエル・リカルドは、ニコ・ロズベルグの引退によってメルセデスに空席ができたものの、自分はレッドブルでタイトルを獲得することを望んでおり、長期契約を結んだことが報われることを願っていると語った。

 リカルドはレッドブルと2018年末まで契約を結んでいる。彼はメルセデスのシートが誰にとっても魅力的なものであると認めた一方で、彼にとってはレッドブルに残留することがワールドチャンピオンを獲得するのに最善だと信じていると語った。

「ほぼ全員(のドライバー)がメルセデスと接触していたとしても驚かないよ」リカルドはそう語った。

「以前から言っているように、あの(メルセデスの)シートを最終的に得られた人は本当に感謝しなくてはいけないと思う。誰もがこんな機会を得られるわけではないからね」

「でも僕はレッドブルに対する信頼があったから契約を延長した。どうなるか様子を見てみよう」

 現在ウイリアムズに所属しているバルテリ・ボッタスがロズベルグの後任の最有力候補であり、彼がメルセデスに移籍し、代わって、昨年末での引退を表明していたフェリペ・マッサがウイリアムズで走ることになると考えられている。



「誰が(メルセデスで)ドライブするのかっていろんな人に尋ねられるけど、はっきりとは分からない。ボッタスが本命みたいだが、様子を見てみるつもりだ」とリカルド。

「何が起ころうとも、マックス(・フェルスタッペン)と僕がメルセデス相手に勝負することができ、レッドブルと長期契約を結んだことに対して笑顔でいられることを願うよ」


 リカルドはF1デビュー以前にレッドブルのドライバー育成プログラムの一員であり、2012年と2013年にはジュニアチームのトロロッソからF1に参戦していた。

 マーク・ウエーバーの引退により2014年にレッドブルF1に昇格したリカルドは、その年に3勝を挙げ、困難に満ちた2015年を乗り越え、昨シーズンはマレーシアで勝利を収めた。

 27歳のリカルドは、2017年に彼のキャリアは重要な段階に突入すると考えている。

「ある意味では毎年毎年が重要だが、キャリアが進めば進むほど、1シーズンの重要度は高まっていく」

「特に僕は20代終盤に近づいている。その時期はキャリアのなかでも重要なな節目になるだろう」

「既に自分を確立したとは思っているけど、今後の5年を決定づけるという意味で、僕にとっては極めて重要な時期になる」

「ワールドタイトルを獲得したいと心から思っているし、もしそれがレッドブルで実現すれば理想的なシナリオだね」

「もし獲得できなければ、キャリアの次の段階に進むための準備をするだけだ」