ルノーF1チーム代表のフレデリック・バスールが、わずか半年でそのポジションから退くことが発表された。
ジュニアフォーミュラチーム、ARTグランプリの代表として実績を挙げてきたバスールは、ルノーがワークスF1チームとしての活動を再開した2016年、レーシングディレクターとして加入。7月には、チームのパフォーマンス向上のための管理体制変更の一環としてチーム代表の座に就いた。
しかしバスールはチーム上層部の他のメンバーと方向性について意見の違いが生じたため、チームを去ることに決めたものとみられている。
11日、ルノーはバスールがチーム代表のポジションから外れることを発表した。
「ルノー・スポール・レーシングは、フレデリック・バスールがルノー・スポール・フォーミュラワン・チームのチーム代表の座から離れることを発表する」とチームの声明に記されている。
「F1チームを再建・再開した最初のシーズンを過ごした後、ルノー・スポール・レーシングとフレデリック・バスールは、本日付けで袂を分かつことに、双方合議の上で合意した」
「双方はこれまで築いた仕事上の関係を維持することに今後も努力し、将来的にそれが新たな形を取るものと考えている」
ルノー・スポール・レーシングの会長ジェローム・ストールとマネジングディレクターのシリル・アビテブールが引き続きチームを率いていくということだ。