フォード・フォーカスSTでBTCCイギリス・ツーリングカー選手権を戦ってきたモーターベース・パフォーマンス・チームは、2017年シーズンに向けエースドライバーのマット・ジャクソンの残留を発表。あわせて、メインスポンサーに世界的食品企業であるネスレの『シュレデッド・ウィート』を迎えたことを明らかにし、マシンカラーリングを公開した。
2016年シーズンは全30ラウンドで5度の優勝を飾ったジャクソンが引き続きエースとしてチームに残留。ドライバーズランキング3位に終わった雪辱を果たすべく、タイトル獲得に向けて早期のチーム体制の再構築に臨むという。
また、イギリス国内や北米をメインに展開するシリアル食品のブランドがチームのメインスポンサーとなり、昨季のホワイト基調だったduo(ウインドスクリーン・フィルム・サプライヤー)カラーを一新。鮮やかなイエローをベースとしたマシンに生まれ変わった。
「こうして早いタイミングでアナウンスができるのは素晴らしことだ」と、ジャクソン。
「今後は強力なテストプログラムが控えているので、シーズン開幕から良い位置で戦いを始めることができるはずだ」
「昨年はあと少しのところでタイトルには手が届かなかった。僕らには最後の一押しが必要だし、今回のネスレとの契約がパズルの最後のピースになるはず。チーム全員を後押しし、前に進むための重要な力になると信じている」
チーム代表を務めるデイビッド・バーラムは、2016年の惜敗が新しいシーズンに向けてチームのモチベーションを押し上げる原動力になっていると語った。
「マットが2017年シーズンも我々を先導し続けるエースであると発表できて、非常にうれしい。昨年は総合でのドライバーズタイトルにあと少しのところまで近づいた」
「今年はタイトルを獲りにいくことしか考えていない。マットのペースには疑いようがなく、ここ近年はその速さが安定しているのが素晴らしいね」
モーターベース・パフォーマンスは2017年シーズンに向け、昨季から1台増加の3台体制を敷く計画があり、残りの2台の体制に関しては、今週末に開催される英国オートスポーツ・インターナショナル・ショーの会場で発表される見込みだ。