メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターを務め、チームのタイトル獲得に貢献したパディ・ロウが、チームを離脱したことが明らかになり、ウイリアムズからのオファーを受け入れたと報道されている。
メルセデスの選手権3連覇に大いに貢献したロウだったが、チームとの契約延長の交渉は難航していた。チーム代表のトト・ウォルフはロウとの契約交渉を長らく続けていたが、両者が合意に至ることはなかった。ロウはクリスマス休暇の直後、メルセデスに契約を延長しない旨を伝えたとのことだが、メルセデス側はコメントを控えている。
ロウの将来は、ニコ・ロズベルグの引退を受けたメルセデスによるバルテリ・ボッタス引き抜きの報道とリンクしているとされ、メルセデスとの契約上、ガーデニング休暇が必要なロウをウイリアムズ側がすぐに迎え入れるよう、交渉の材料としているとの報道もある。
ロウは、ウイリアムズで自ら望んでいたチーム運営に携わるポジションに就任するとみられている。なお、メルセデスはフェラーリのテクニカルディレクターを務めていたジェームズ・アリソンの起用を検討している。