2009年のダカールウィナーであるジニール・ドゥビリエは、2017年大会で主催者側が配布しているロードブックの“不正確さ”が混乱を招いていると語った。
今年のダカールでトヨタ・ハイラックスEVOをドライブしているドゥビリエは、ほかの参加者らと同様、ダカール前半のステージでコースを見失い、大きくタイムロス。デイ7終了時点でトップと1時間11分44秒差の総合6番手となっている。
ダカールに参加するドライバー/ライダーたちは、翌日走行するルートの概要が記されたロードブックを、前日の夕方頃に大会主催者から受け取っている。
今年度、主催者側はナビゲーションスキルを競わせようと考えているようだが、ドゥビリエは主催者が提供するロードブックが不完全であると指摘する。
「主催者たちは、ナビゲーションをよりチャレンジングなものにしたがっているようだ。しかし、その結果としてロードブックの記載が不正確なものになっているんだ」とドゥビリエ。
「個人的には最悪な出来だと思っている。混乱を招きやすいんだ」
「今からでもロードブックの正確性を上げることはできるはずだ。ナビゲーションスキルを競うためにも、ロードブックには正確さが必要だよ」
「現状、運良くロードブックを読み解けている者が上位に残っている印象がある。これではくじ引きと一緒だよ。正しいダカールの形だとは思えない」