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デイトナ24時間公式テストはドラゴンスピード最速。0.02秒差でマツダ続く

2017年01月10日 17:41  AUTOSPORT web

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55号車マツダRT24-P
IMSAウェザーテック・スポーツカーチャンピオンは1月6~8日、第1戦デイトナ24時間を見据えた公式テスト『THE ROAR BEFORE THE ROLEX 24』が行われ、ドラゴンスピードが走らせる81号車オレカ07・ギブソンがトップタイムをマークした。

 今年で55回目を迎えるデイトナ24時間に向けた3日間の公式テストには、今季からシリーズ参戦を開始するキャデラックDPi-V.Rをはじめ、マツダRT24-Pなど、計55台が参加した。

 ベン・ハンリー操る81号車は、テスト最終日に1分38秒343のベストタイムをマーク。55号車マツダRT24-Pを0.02秒上回り、総合トップでテストを終えた。

「天候も含め、あらゆるコンディションでテストをこなすことができた。充実した3日間だったよ」とハンリー。

「初日は天候に恵まれ、気温も高かった。その後、雨が降ったり、夜には気温も下がるなど、いろいろな状況で走行できた」

「僕にとっても、チームにとっても素晴らしい経験になったと思う。我々にとっては今年がデイトナ初挑戦だから、バックマーカーの処理の仕方など、いろいろなことを学んでいく必要があるからね」

 僅差で2番手につけた55号車マツダはトリスタン・ヌネスとスペンサー・ピゴットがドライブ。このテストでは最高時速19.1マイル(約315キロ)をマークし、テスト中の最高速レコードを打ち立てている。僚友の70号車マツダはクラス10番手だった。

 昨年末のテストで好調ぶりをアピールしたキャデラック勢はアクション・エクスプレス・レーシングが走らせる5号車キャデラックDPi-V.Rの総合5番手が最上位だ。

 今回のテストでは最上位クラスであるプロトタイプクラス12台全車が1.3秒台に収まるなど、激戦ぶりが伺える結果となっている。

 GT-LMクラスはデイトナ24時間に4台体制で挑むフォード・チップ・ガナッシ・レーシングがトップ2を独占。3番手以降はBMW、フェラーリ、シボレーが分け合う形となった。また、今回テストデビューとなった新型ポルシェ911 RSRも3日間のテストを終えている。

 2017年のIMSA開幕戦デイトナ24時間は、1月28~29日に開催される。