2016年、ハースF1に所属していたエステバン・グティエレスが、フォーミュラEへ転向することが明らかとなった。
新生チームであったハースから2016年のF1に挑んだグティエレスは、マシントラブルなどの不運も重なり、ポイントを獲得できないままシーズンを終了。その後、ケビン・マグヌッセンにシートを奪われる形で、チームを離脱していた。
現地月曜日、メキシコシティで行われた参戦発表にはグティエレスに加え、フォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEO、メキシコシティ市長らが出席。グティエレスは「(4月1日開催の)メキシコePrixへの参戦は確定している。それ以外にも2018年シーズンを見据えてスポット参戦していく考えだ」と意気込みを語る。
「僕のキャリアにとって、(フォーミュラE参戦は)素晴らしいものだ。電気自動車レースという新しいカテゴリの一翼を担うことを誇りに思う」
グティエレスがどのチームからフォーミュラEに参戦するかはアナウンスされていないものの、一部ではファラデー・フューチャー・ドラゴン・レーシングが最有力と報じられている。
仮にドラゴン・レーシングから参戦した場合、メキシコePrixではロイック・デュバルが欠場する見込み。また、デュバルは並行して参戦するドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)でのレースを優先するとみられており、日程が重なるパリePrix、ブリュッセルePrixを欠場すると考えられている。
そのほか、グティエレスは母国グランプリとなるメキシコePrixで充分なスピードを発揮できるよう、2月18日開催のブエノス・アイレスePrixに出場する可能性もあるとされている。