イギリスのオートバイメーカーであるトライアンフが、2018年末にMoto2クラスへのエンジン供給契約が切れるホンダの後任エンジンサプライヤーとなることをドルナの関係者が認めた。
Moto2クラスは2010年に250ccクラスに代わって設立。ホンダCBR600RRの600cc4気筒エンジンが採用された。
移行から9年がたち、ホンダの継続する意志が薄いことから、MotoGPのプロモーターであるドルナは代わりのサプライヤーを探すことを決定した。
ドイツのSpeedweek誌の報道によると、当初はMVアグスタと交渉が行われたが、コストの面で両者の折り合いがつかなかったようだ。
ふたつめの候補として浮上したトライアンフは、MotoGPに関わることを喜んで受け入れたという。トライアンフは、Moto2のチームに約160馬力の750cc3気筒エンジンを供給することになる。
ドルナとトライアンフとの間で契約はすでに締結されており、2017年シーズンの開幕戦となる3月26日のカタールGPで正式に発表されるものとみられる。